2008.01.29 ユルユルカ
ユルユルカ―薬屋探偵妖綺談 (講談社ノベルス)ユルユルカ―薬屋探偵妖綺談
(2004/03)
高里 椎奈

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出版社:講談社ノベルス
ISBN:4-06-182364-7
シリーズ:薬屋探偵妖綺談

【あらすじ】
「その短い命、残らず山百合に奪われて、今すぐここで果てるが良い」
呪いの言葉は、自らの未来を縛る足枷となる。
好きなのに好きと言えない。
傍に居てほしいのに突き放す。
裏切られることに怯えるあまり、かけがえのない人を先に裏切ってしまう。
そして、同じ心を持つ少年がここにも一人。

さびしくて悲しくて、しかしやがて、やさしい、“薬屋”ファンタジー最新刊。

【評価】
+お気に入りキャラ 高遠三次

全体 ★★★★☆


【感想】
実は半月前には読み終わっていたりて・・・(苦笑)

とりあえず今回はタイトルに色が入っていないので僅かにシリーズから離れた感じで。
物語の最初はお気に入り高遠さんが大活躍(?)ということでかなり個人的には楽しめました。

まるで父親参観のような状態での仕事はやりづらそうだ(苦笑)


物語は信じることの難しさというか、裏切られるくらいなら先に裏切ることを選んでしまうお話。
想いは決して一方通行ではなく、自分を信じてもらうにはまず相手を信じることから始めなくてはいけないのかも知れませんね。
得たければまず与えよってことですかね?
でもそれって結構難しいよね。


高遠次郎(父)の言葉にちょっぴりホンワリした気分に。
意外に父も考えてわかってるみたいだぞ三次!
2007.08.21 蝉の羽



高里 椎奈
蝉の羽―薬屋探偵妖綺談

出版社:講談社ノベルス
ISBN:4-06-182327-2


【あらすじ】
楽園は、想像力の数だけ存在する。

植物に取り憑かれたかのような、不可解な姿を晒す遺体。寂れた山村で連続して起こる事件の真犯人は?
妖(あやかし)の仕業か、まやかしか。
真相を突きとめるべく依頼を受けた、秋、座木(くらき)、リベザルの薬屋三人組が現地で見たものは!?
人は容易(たやす)く孤独に馴れる。
しかし楽園は、想像力の数だけある。


【評価】
お気に入りキャラ 悠竒友紀(ゆうきゆうき)

全体 ★★★★


【感想】
『蝉の羽』のタイトルで、今読まなくては!と思って読みました。

さて、今回は悠竒友紀という警官が初登場。(刑事ではなく交番勤務)
キャラクターとしてはなんとなくヤル気がなさそうでいて、実は何かを隠し持っている感じで、高遠三次を彷彿させる人でした。
え。もしかしてメンバー交代!?
悠竒もそれなりにお気に入りキャラではありますが、高遠には負けるぞ!
と私の好みは置いておいて・・・


さて、物語は・・・
今回は騙されなかったぞ!といいたい。
前回の『双樹の赤 鴉の暗』ではすっかり騙されたので頑張ってみました。
すっかりお見通し!とまでは行きませんでしたが、あの発言はおかしいなぁ〜とか、あの行動はおかしいな〜とクサイニオイを嗅ぎつける事は出来ました。
でも最終的には一枚上手な感じで・・・

楽園がテーマでありましたが、自分にとっての楽園とはどんなものだろうとちょっぴり考えました。
辛いことがないのは素晴らしいし、憧れることだけど、本当にそれって良いものなんでしょうか?
辛いことがあるから楽しいことがある。
というか、辛いことがあるほうが、楽しいことがより一層楽しく感じることが出来るって私は思うわけで・・・
ほら。ココにも楽園が一つ出来上がり?
双樹に赤 鴉の暗―薬屋探偵妖綺談 (講談社ノベルス)双樹に赤 鴉の暗―薬屋探偵妖綺談
(2002/10)
高里 椎奈

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出版社:講談社ノベルス
ISBN:4-06-182278-0


【あらすじ】
悪戯好きの子鬼、カブとアル。うだつの上がらないサラリーマン・唐沢は、揶揄(からか)われながらも2人との同居に幸せを感じ始める。
一方、上流坂署刑事・高遠は、貴金属店泥棒自殺事件の報告書を纏めるうち、得体の知れない蟠り(わだかまり)を覚え……。
時は移ろい、事件は繰り返されようと、変わらぬ真実もある。


【評価】
+お気に入りキャラ  高遠三次

全体  ★★★★☆


【感想】
いやぁ。第7章になるまで自分が惑わされていることに全く気がつきませんでした・・・

人とは脆いものであり、また強いものでもある。
全ての行動には理由があり、全てが自分の為ではない。
出会いがあれば別れがあり。
絆を繋ぐものはモノではなく心である。


シリーズの中では一番面白かったと思いました。
しかし本書だけ読んでも解らないのがちょっと残念。




高里 椎奈
蒼い千鳥 花霞に泳ぐ―薬屋探偵妖綺談

出版社:講談社ノベルス
ISBN:4-06-182243-8

【あらすじ】
「灰色の木を金色に戻す薬を下さい」―人知外れた妖の、悪業に見舞われし迷い子が、救いを求めて囁く呪文。
1994年、秋がまだ火冬と名乗っていた頃、座木は高校に入学し言波という少年と出会い、火冬は一人の女子高生から呪文を告げられる。
二人の裏に潜むのは、呵責の想いと空転する涙。
桜花乱れ散る第8弾。


【評価】
+お気に入りキャラ 橘(カウンセラー)

全体 ★★★★


【感想】
桜花乱れ散る第8弾ということで、この時期に手を出してみました。
座木が高校生というのは、なんとも不思議な感じで・・・でもあの不慣れで一生懸命な感じが良かったです。

物語は少女・桐子と少年・言波(コトハ)の2人が、どうやって交わるのかワクワクしました。
あーそうきたか!という感じで。


まぁシリーズでお気に入り高遠が出ないのは寂しいですが、今回は高校のカウンセラー橘が、とっても素敵なキャラだったので良しとしよう!(何様!?)



高里 椎奈
本当は知らない―薬屋探偵妖綺談

出版社:講談社ノベルス
ISBN:4-06-182195-9
シリーズ:薬屋探偵妖怪綺談


【あらすじ】
「退屈凌ぎではない、映画の様な人生を」。
このメールを受け取って、ネット上から消えた8人の謎を追う車谷エリカと道長円。
病院から失踪した11人を調査する座木(くらき)とリベザル。
4人の惨殺事件を捜査する高遠と葉山。
3つの事件が絡み合い錯綜するなか、傍観を決め込む秋だが……。


【評価】
+お気に入りキャラ 高遠三次・桜庭零一

全体 ★★★★


【感想】
事件についてはなんというか〜まぁミステリーではないですね。
でもスッキリ(?)解決しています。
無駄に今まで出演したキャラクターが出てきている感じもしますが・・・
とりあえず律儀な零一素敵です。

そしてダンディなうさぎさんの正体はあの人かー!とかばっかり気にしてました・・・

今回のタイトルについては最後まで読めばアッサリ解決です。
でも最後の座木と秋の会話になんとなく切なさというか悲しさというか寂しさというかそういうのを感じます。


「利用するつもりなら、騙されたと思われないように騙しますよ」
「成程」
一流の詐欺師ほど告訴され難いのはその為である。(P.147)


騙されているのが分からないほど上手く騙してくれるのなら、騙されるのも悪くないかもね。