有栖川 有栖
月光ゲーム―Yの悲劇’88

出版社:東京創元(創元推理文庫)
ISBN:4-488-41401-X
文庫番号:Mあ2-1


【あらすじ】
夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。
矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。
その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。
いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。


【評価】
全体 ★★★☆


【感想】
初有栖川有栖さん作品です。なぜだか突然読んでみたくなったので、とりあえずデビュー作から手をつけてみました。
まぁデビュー作なんでこんなもんかなぁと。
いろんな方の評価を見ると「殺人の動機が薄い」と。確かに殺人事件なんだからものすごい恨みがあって・・・というのも分かりますが、「後から考えれば何でこんなことで・・・」って殺人だって勿論あると思います。他人から見れば「たったそれだけのこと」でも本人にしてはその時は人を殺してしまいたいと思うほどのことだったわけですからね。
で、私の評価の低さは物語に引き込まれる感覚が少なかったので・・・ワクワクしたりドキドキしたりハラハラしたりというのが無くて、ものすごい傍観者。
淡々とつらつらと読めてしまったのがね・・・

ただ探偵役の江神二郎のキャラにはチョッと惹かれ気味。
これから魅力がどんどん出てきそうだなぁと。ここは期待しております。

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